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BSA B44 オイルタンク
ご無沙汰しております。
お陰さまで大変忙しくさせて頂いております。
毎日頑張って仕事しています。
オイルタンクの修理です。
修理はその都度できる限りしっかり直しましょう。
当店ではその様にしています。
今回はオイルタンクです。
内部を洗浄していたら変なところから洗浄油がジャバジャバと。
ステーの部分と下側部分が何やらしてありますが。


目を覆いたくなりますね。
英車ではオイルタンクを振動による破損を避けるためにラバーマウントしている車両があります。
ビクターもそうです。
今回はその部分が過去に破損したようでダサいステーをダサいレベルの溶接で修理してありました。
しかも、その裏にはびっくりする大穴が。


純正のラバーマウントが出来る様に純正の形状で直します。


下側の部分も変な事になってる部分を切り取って鉄板あてがってマウントダボ作って直します。


*タイミング良く、程度の良い中古が見つかれば交換した方が早いんですがね。
でも、手配する部品も中古になりますので入手後に修理、塗装などどうなるかは手に入れるまでは分かりません。
こうゆう場合は現物を直すか、交換するかいつも迷います。今回は修理とゆう選択をしました。

↑完成(手前の丸いステーの部分が今回直した方です)
出来るだけこういった修理をしなくても良い車両がコンディションの良い車両だと思います。
当たり前の消耗品が傷んでいるだけの車両は当たり前の修理、整備で直っていきますからね。
やりますね。
中々のサビ具合ですね。
タイヤもヴィンテージ。



以外にサビは浅く、綺麗になりました。
防錆処理しておきました。


基本的な消耗品に旧車、新車の概念は有りません。
傷んだ消耗品はその都度交換するのが当たり前です。
そういった部分が重なると、バイク全体のコンディションに現れます。
先手、先手のメンテナンスをお勧めします。
2×BSA B44 ビクター441
ブログ全然更新できずすいません。
といっても、元々更新頻度は・・・・ですが。
兎に角、忙しく全く余裕が有りません。
申し訳有りませんが、クイック修理を含めて年内はこれ以上作業依頼をお受け出来ません。
修理ご依頼予定の方は、ご予約をお早めにお願いします。
また、修理内容等によりましては作業の順番が入れ替わる事がありますので予めご理解下さい。
一番効率良く作業を回せるように努力しています。
ご利用は計画的に・・・・。
先日の一コマです。

今年に当店で販売納車したビクターと現在修理お預かり中のビクターです。
当店で販売した車輌の方は若干の調整です。
好調で楽しんで頂いておりますようで何よりです。


しかし、ビクターはかっこいいですね。
ビクターを乗りたい方募集中です。
現在、在庫は有りませんが良い車両が売りに出たら入荷しようと思ってます。
BSA B44 クランク
エンジンオーバーホール中のビクターです。
一番大事なクランクシャフトの組付です。





傷んでいたビッグエンドベアリングは対策ベアリングに交換。



後は地味に芯出しをして完了。

スモールエンドブッシュ交換済み。

修理、レストアは地味な作業の積み重ねです。
一つずつの作業をゆっくり丁寧に進めていくのみです。
どうしても時間が必要です。
1970 BSA B44 納車
少し前になりますが無事に納車しました。
バイクは絶好調です。
オーナーさんビクターには慣れましたか?
そのうちバイクで遊びに来てください。





新車から低走行の程度の良い車両でした。
しかし、納車までには基本的な消耗品、オイルシール、ゴム類等をしっかりと交換したりかなりの作業をこなしています。
オイル漏れもなく、エンジンののノイズも少なくいい車両です。
こういった程度の良い車両を末永く楽しむ。
良いですね。
BSA B44 最後の調整
先日のバイクの日(8月19日)に無事に新規車検を取得しましたB44です。
納車目に長距離試運転を行いました。
バイク自体はスコブル好調で申し分の無い仕上がりです。
試運転から帰って来たらロッカー周りに綺麗なオイルが出てきてます。

原因はロッカースピンドルとロッカーボックスの間からでした。
オーナーに了解をもらってロッカーを外しOリングを交換します。
一箇所工具が入らないなーと思ったらナット割れてました。

こんなの初めて出くわしました。
まだまだ修行が足りません。
ヘッドもとても綺麗です。

このエンジンのウィークポイントでもあるロッカーのスタッドボルトは一箇所ヘッド側が傷んでいましたので純正ピッチのイギリスインチで修正します。


こうしておけば後でスタッドが痛んでも純正のスタッドを手配すれば何の問題も起きません。


後の事も考えてしっかりと修理することは非常に重要です。
その場しのぎの修理は時によっては部品が使い捨てになってしまう事もあります。
そんな方法はとても修理とは言えないと思います。
消耗品で無い部品には修理方法の選択は非常に重要です。
話逸れましたがこれで万全で納車です。
BSA B44
先日ご紹介したビクターの続きです。

ミッション、プライマリーは一通り分解整備しました。

ミッションシャフトに見逃せない摩耗が有り交換。

このエンジンのウィークポイントでもあるカムプレートスプリングの新品に交換しておきます。
クラッチプレート、センターダンパーラバーなどは交換。
クラッチ全体のガタも調整済みです。


しっかりオルタネーターも交換。
良い物になって行きます。
もう一台のB44
こちら納車整備中のB44。

フロント周りの整備です。
しかし、この車両は本当に程度が良いです。
ここでの程度が良いは完調の意味では有りません。
一通りバラして、要交換部品を交換後元に戻していきます。



今回、フロントフォークインナーチューブでイギリスの仕入先にやられた件が有ったとか無かったとかで予定より10日ほど作業遅れてしまいました。
面倒くさいぞBSA部品。

完成。
英車の整備で前倒しで作業が終了する事って無い気がしますが・・・。
フロントホイール周りも。


ホイールベアリング、ブレーキシュー交換しました。
当店は岐阜の田舎に店があります。
外の日が暮れてくると当店の灯りを目指して沢山の虫が飛んできます。
そんな中、スイカの種にそっくりなスイカの種虫が飛来します。
貴重な画像が撮れたので良かったら見比べてみてください。
どっちが虫でどっちがスイカの種なのか??
今夜は眠れそうに有りません。
BSA B44 修理
オーナー様、ご報告遅れてすいません。
作業報告です。
作業内容の一部
プライマリーチェーンが過去に暴れて、クランクケース、プライマリーカバー共にガリガリです。
溶接後にネジ修正、面研作業です。


全部で12箇所です。
ぎゃー。
きついっす。
厄介なのはプライマリーと、クランクケースの位置決めダウエルが入るので少しでも穴位置がずれるとプライマリーカバーを止めているネジが全て入らなくなってしまします。
別に無くしてしまっても良いのですが純正で入っているので生かして修理しました。


こちらはクランクピンです。
こちらもガリガリに削れています。


クランクシャフトも痩せていてベアリングズボズボですので修理します。
肉盛り、研磨の作業は外注です。

シリンダーボーリング、バルブシートカットすり合わせは既に外注に旅立っています。
とゆうか、今日、戻ってきました。
最近はヘビーなエンジン仕事が重なっており一杯一杯です。
作業は一つ一つこなしていくしか有りません。
地味ですが毎日確実に進めています。
どうぞご理解ください。
1970 BSA ヴィクター441
先日アメリカより到着致しました。
既にオーナーは決まっています。

以前にもお話しましたが、最近ではヴィクターを探すのも大変です。
中々出てきません。

今回の車両はノンレストア、実走行8000マイルの車両です。
外観はビカビカでは有りませんが、ナイスオリジナルです。

過去に変な修理もされていない極上の素材です。
早速、恐る恐るエンジン始動しましたがこれまた完調!!
ビックリする位静かなエンジンでした。
電装、ブレーキ、前後ショック、スプロケット丁数をロード使用に変更、車検などの整備後の納車となります。
オーナー様、納車までもう暫くお待ちください。
来週にはイギリスよりT110が届く予定です。
また、ご紹介します。