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ノートン コマンド850 修理
ノートンツイン 750 カフェレーサー
先日の3連休は沢山のご来店有難うございました。

昨年末に完成納車しましたノートン750カフェレーサーの初回点検です。
この車両は持ち込み修理だったのですがとても苦労が多い車両でした。
しかし、オーナーの熱意で予算と時間をたっぷりとかけてビッシと仕上げました。
結局、メッキ、塗装等の化粧作業以外は全て行いました。
エンジン、ミッション、プライマリー、フォーク、電装、配線、ブレーキ、スウィングアーム、リアリムスポーク、、、、etc
フルオーバーホールです。
完成後、1000キロ弱の走行です。

プラグの焼けもヨロシ。
#それと少し話それますが、オイルタンクにブリーザーが入っている場合、オイルタンクキャップ裏に白いニュルニュルが付いていると思います。(トラだと後ろまで伸ばしているブリーザーホースから)
これって大丈夫ですかって良く聞かれるのですが、全く問題有りません。
むしろ良い事です。
クランクケース内等の水分がこの様な状態になって出て来ているだけです。
特に冬場の方が沢山出ます。
また、長い間動かしてなかった車両は再始動の後に沢山出ます。
ノートンのオーナーはオイルタンクキャップの裏の白ニュルニュルをたまにふき取ってあげて下さい。

オイル交換、腰上ネジの増し締め、タペット調整の後、試運転しました。
実に好調で御座います。


私はやっぱり好調な英車に乗るのは大好物です。
オーナーにも車両の良さを目一杯楽しんで頂ければ何よりです。


好調な車両に仕上げるにはそれなりの予算と時間が絶対必要です。
車両単体で有れば安い物も世の中には一杯あります。

車両を手に入れることと、好調な車両に仕上げる事は別の話ですよ。
その辺を理解してお近くの信頼の出来る英車専門店に一から相談する事が一番の近道です。
その中に当店も入っていればこれ幸いで御座います。
Two Norton Commando 750
車検業務完了の73年ノートンコマンド750と、オイル交換でご来店の72年コマンド750です。

時々同じカラーリング、同型の車両が揃う事が有ります。
いつも一台が二台に増えたら良いのにと思います。


お二人様お土産有難うございました。
もっとノートンツインオーナーが増える事を希望します。
ノートンツインをお探しの方、是非ご相談下さい。
本気のご相談お待ちしています。
ノートンコマンドリアブレーキ

ノートンコマンドリアブレーキ分解洗浄後です。
(写真以外にも数点部品有ります)
これだけの部品点数有ります。
全てに役割が有り、必要な部品です。
トライアンフもそうなのですが、こういった部分の部品に欠品が有る車両が非常に多いです。
絶対に必要な部品が入っていないとか・・・。
悲しいですね。
貴重な英車なんでしっかりとした修理、整備をして良いコンディションで楽しみたいですね。
ノートンアトラスシリンダーフィン
再生です。
修理で使用する為、中古で入手したシリンダーです。
ボアはスタンダード。
フィンが一枚割れていますが極上のシリンダーです。

ピースを作って溶接して仕上げてしまえばバッチリ。



この車両はシリンダー、シリンダーヘッド共に問題があり交換が必要です。
消耗品で無い部品の交換の必要が多い車両は修理に時間が掛かってしまいます。
ノートンアトラスカフェレーサー
ノートンアトラスカフェレーサーの修理です。
今回この車両は初めてお預かりする車両です。

オーナー様、作業開始随分と遅れましてすいません。
サイドスタンド折れに始まりエンジン始動困難との事。
確かにエンジン掛かりません。
キセキ的に掛かってもアイドリング出来ません。
バラしていきます。
なぜだかヘッドの隙間からヘッドライトリムクリップ発掘!!

ギアボックススプロケデカ過ぎです。

タイミングサイド。
オイル焼けすぎです。
因みに、良いオイルを使えばこの様なオイル焼けが起こることは有りません。
当店推奨オイルはヤッコです。
是非、試してみてください。
シリンダー、ヘッドは状態が悪く、別途中古良品に交換します。
早くコンディションの良い物が見つかる事を願いながら探します。

この車両はいつ、どこでかは分かりませんがサーキット走行をしていた車両と思います。
しかも、アマチュア整備が沢山あります。
修理する時はその場シノギではなく後の事も考えてしっかりと直して行かないといけません。
しっかりとした修理には時間と必要な予算は絶対条件です。
早くて、安くて、良い修理は不可能です。

分解、洗浄済み。
1972年ノートンコマンド車体
先日、こちらでご紹介したコマンドの車体です。
フォーク、リアスウィングアームまでバラしていきます。




今回は、フロントフォーク三ツ又が中々外れずかなり苦労しました。
ステアリングベアリングは中々のサビ具合。


結局はフレーム単体になってしまいます。
その段階でサイドスタンドプレートの部分にクラックを発見してしまいました。

塗装を部分的に剥がして見てみると、単純に溶接ビード部分にクラックが入っているだけでした。
その部分を削り取って再度しっかり溶接しておきます。

今回はフレームは塗る予定ではありませんでしたがサイドスタンドの部分が塗装痛みましたし折角なんで塗ることになりました。
なので、塗装前にステアリングストップの部分も直しておきます。


その他、オイルタンク、エンジンハンガーも直しておきます。





小物を少し塗に出しますか的な話でしたが・・・。
それ以上は突っ込まないで下さい。


そして、塗装に旅立ちます。
1972年ノートンコマンド750 ロードスター
昨年、ご成約頂きましたノートンコマンドの整備です。
エンジン、ミッション、プライマリーオーバーホール&アイソラースティックマウント、車体回りのフルコース中です。
中々課題が多く思うように作業進んでいませんでしたがエンジン、ミッションは概ねの問題をクリアーして組み付け中。
この車体はコンバットエンジンです。
通常のエンジンに比べ高圧縮、ハイカムを搭載しています。
しかし、ブリーザー(コンバットブリーザー)やクランクケースなど課題が有りますので色々と対策して組んで行きます。
クランクシム調整もバッチリ決まりました。

カムブッシュも交換、カムも痛みがあったので新品に交換です。
この後、新品カムに危なくやられる所でしたが今回は事前に気がついてセーフでした。



オイルポンプもギア欠けが有り新品に交換です。
安く無い部品です。

ミッションはチェンジ機構部分はサビが多かったため通常では交換しない部品も交換しました。
トラもそうですが、長期不動、水の混入などによってこの部分はサビが出やすい部分です。
ミッションオイルレベルより高い位置にある部品はその様な傾向です。



ミッションインナーカバーに不良を発見。
新車からの不良と思われます。
やっぱり英車は組む人の知識、技量によってその仕上がりが大きく変わるとゆう事を改めて感じました。
知らない人が組んだらそれまでの話ですからね。



後は車体に載せてからの作業になります。


今日は雪がチラつきクソ寒かったです。
明日から気温上がるようですね。
もう寒いのは結構です。
ノートンコマンド850 修理
雨の日のスリップして転倒のコマンドの修理です。
幸い人間へのダメージはほぼ無く一安心。
車両のダメージは少々。
フロントフォーク曲がり。

フレーム、三ツ又にはダメージ無しでこれ幸い。

ハンドル曲がり。


ウィンカーステー曲がり。
左ステップ折れ、ブレーキペダル曲がり。



路面濡れている時は注意が必要ですね。
私も嫌な思い出ありです。
これから秋のツーリングシーズンですが安全第一で行きましょう。
当店秋のツーリングは10月26日~27日です。
一泊で英車の集ひに参加します。
詳細は近日中にお知らせします。
一泊ですので事前に申し込み必要ですのでご注意ください。
1972 Norton Commando750 到着
今年2月にご成約頂きましたノートンコマンド750がアメリカよりやって来ました。

やっぱりロードスターはかっこいいですね。

車体のコンディションはまずまずといった感じです。

早速オーナーに現車確認に来て頂き今後のプランの相談です。
今回はオーナーにエンジン、ミッション、電装、ブレーキ強化とバッチリ仕様のオーダーを頂いております。予算もしっかり見て頂いてます。

そこまで言って頂けると気合が入ります。
バッキバキに仕上げちゃいます。
また、車両も気に入って頂きまして良し良しです。
この車両と、オーナー同い年だそうで。
そんな事全然気にしていなかったそうですが。
いやー、巡り合わせってあるもんですね。
それだけでも愛着が倍になっちゃいますね。
お土産頂いちゃいました。
有難う御座います。

しっかりと修理をするには予算と時間に余裕が必要です。