昼間は暖かくなりバイク日和になってきましたね。
若干作業が遅れ気味のノートンアトラスです。
バルブ周りの外注加工も終わり気合を入れて組み付けです。
ノートンツインのヘッドは組み付けは非常に手間暇がかかります。

ロッカースピンドルも4本ありヘッドへの圧入具合も大事な部分です。

その他にも少々注意点もあり全て組み終える頃にはクタクタに疲れが出ます。
今回はヘッドの状態が良かったのが幸いです。
コンディションの悪いモノは地獄を見るはずです。
ついでにプッシュロッドもつじつま合わせしておきます。
プッシュロッドと同じ材質でシムを製作して延長します。
(今回は圧縮調整でコンプレッションプレートを入れるのでその厚み分)

しかし、いつ見てもノートンツインのヘッドは複雑な形状です。
当時どのように作っていたのか非常に不思議です。
因みにノートンツインの新品シリンダーヘッドは生産されていません。(私の知る限り)
これを再生産することはかなり難易度が高いと思います。
もし、製作できても需要を考えるとかなり高価なものになってしますでしょう。
また、500、600、650、750、850CCで4種類のヘッドが存在しますしね。
これではなおさら再生産は難しいのでしょうね。
お客さんのHayaさんからサプライズプレゼント頂きました。
かなりかっこよくて気に入ってます!!

これからはこのロゴで行きたいと思います。

Hayaさん
カッコイイのを有難うございます。
2月20日日曜日は友人の結婚式参加の為お休みさせて頂きます。
ご来店の際はお気を付けください。
宜しくお願いします。
最近はハード系の内容の作業ばかりこなしております。

以前のブログでもご紹介しましたサイドスタンドが折れてしまったコマンドの修理です。
フレーム側のステーが折れてしまっているのでエンジンを下さなくては修理が出来ません。
とゆうことは、プライマリー一式もバラす必要があります。


そんな感じでサイドスタンドのフレーム側が折れた場合、直そうと思うとトラでもノートンでも大変な作業です。
サイドスタンド掛けてガシガシキックしている方はお気を付けください。
まずはフレーム側に残っているステーの残骸を取り除きます。
これはこれでまた大変なんです。

以前にも一度修理されているようで溶接はご覧の通り・・・。
なぜフレームにこんなバカ穴&へこみが有るかは不明です。
フレーム側のバカ穴を埋めて、へこんでしまっているフレーム部分は新しいサイドスタンドのステーを付ける時に都合が悪いので溶接肉盛しておきます。
色んな方向から溶接しなくてはいけないのでかなり大変です。
非常に環境が悪い。
フレーム単体なら訳ない作業なのですが今回は条件が決まっていますので。
ステーの角度合わせをして溶接します。



そんな感じで無事に作業終了です。
ついでに近くに空いていた意味不明の穴も2か所埋めときました。


皆様、サイドスタンドはくれぐれも労わって使ってください。
折れてしまってから直そうと思うと・・・ですよ。
オーナー様
こんな感じで作業しました。
多めに画像をUPしました。
ご確認ください。