先日、こちらでご紹介したコマンドの車体です。
フォーク、リアスウィングアームまでバラしていきます。




今回は、フロントフォーク三ツ又が中々外れずかなり苦労しました。
ステアリングベアリングは中々のサビ具合。


結局はフレーム単体になってしまいます。
その段階でサイドスタンドプレートの部分にクラックを発見してしまいました。

塗装を部分的に剥がして見てみると、単純に溶接ビード部分にクラックが入っているだけでした。
その部分を削り取って再度しっかり溶接しておきます。

今回はフレームは塗る予定ではありませんでしたがサイドスタンドの部分が塗装痛みましたし折角なんで塗ることになりました。
なので、塗装前にステアリングストップの部分も直しておきます。


その他、オイルタンク、エンジンハンガーも直しておきます。





小物を少し塗に出しますか的な話でしたが・・・。
それ以上は突っ込まないで下さい。


そして、塗装に旅立ちます。
イギリスインチELORAコンビネーションスパナ6本セット
Made in Garmanyの高品質です。
先日販売用でご紹介したヴィンテージ物の現行品です。
在庫に限りが有りますので、欲しい方はお早めに。


こちらは低価格イギリスインチスパナ6本セットです。
車載工具、加工用に如何ですか?

ご注文は
こちらから。
昨年、ご成約頂きましたノートンコマンドの整備です。
エンジン、ミッション、プライマリーオーバーホール&アイソラースティックマウント、車体回りのフルコース中です。
中々課題が多く思うように作業進んでいませんでしたがエンジン、ミッションは概ねの問題をクリアーして組み付け中。
この車体はコンバットエンジンです。
通常のエンジンに比べ高圧縮、ハイカムを搭載しています。
しかし、ブリーザー(コンバットブリーザー)やクランクケースなど課題が有りますので色々と対策して組んで行きます。
クランクシム調整もバッチリ決まりました。

カムブッシュも交換、カムも痛みがあったので新品に交換です。
この後、新品カムに危なくやられる所でしたが今回は事前に気がついてセーフでした。



オイルポンプもギア欠けが有り新品に交換です。
安く無い部品です。

ミッションはチェンジ機構部分はサビが多かったため通常では交換しない部品も交換しました。
トラもそうですが、長期不動、水の混入などによってこの部分はサビが出やすい部分です。
ミッションオイルレベルより高い位置にある部品はその様な傾向です。



ミッションインナーカバーに不良を発見。
新車からの不良と思われます。
やっぱり英車は組む人の知識、技量によってその仕上がりが大きく変わるとゆう事を改めて感じました。
知らない人が組んだらそれまでの話ですからね。



後は車体に載せてからの作業になります。


今日は雪がチラつきクソ寒かったです。
明日から気温上がるようですね。
もう寒いのは結構です。