こちら納車整備中のB44。

フロント周りの整備です。
しかし、この車両は本当に程度が良いです。
ここでの程度が良いは完調の意味では有りません。
一通りバラして、要交換部品を交換後元に戻していきます。



今回、フロントフォークインナーチューブでイギリスの仕入先にやられた件が有ったとか無かったとかで予定より10日ほど作業遅れてしまいました。
面倒くさいぞBSA部品。

完成。
英車の整備で前倒しで作業が終了する事って無い気がしますが・・・。
フロントホイール周りも。


ホイールベアリング、ブレーキシュー交換しました。
当店は岐阜の田舎に店があります。
外の日が暮れてくると当店の灯りを目指して沢山の虫が飛んできます。
そんな中、スイカの種にそっくりなスイカの種虫が飛来します。
貴重な画像が撮れたので良かったら見比べてみてください。
どっちが虫でどっちがスイカの種なのか??
今夜は眠れそうに有りません。
オーナー様、ご報告遅れてすいません。
作業報告です。
作業内容の一部
プライマリーチェーンが過去に暴れて、クランクケース、プライマリーカバー共にガリガリです。
溶接後にネジ修正、面研作業です。


全部で12箇所です。
ぎゃー。
きついっす。
厄介なのはプライマリーと、クランクケースの位置決めダウエルが入るので少しでも穴位置がずれるとプライマリーカバーを止めているネジが全て入らなくなってしまします。
別に無くしてしまっても良いのですが純正で入っているので生かして修理しました。


こちらはクランクピンです。
こちらもガリガリに削れています。


クランクシャフトも痩せていてベアリングズボズボですので修理します。
肉盛り、研磨の作業は外注です。

シリンダーボーリング、バルブシートカットすり合わせは既に外注に旅立っています。
とゆうか、今日、戻ってきました。
最近はヘビーなエンジン仕事が重なっており一杯一杯です。
作業は一つ一つこなしていくしか有りません。
地味ですが毎日確実に進めています。
どうぞご理解ください。
メールでお問合せ頂いております方へ
時折、頂いたメールアドレスが間違っており返信出来ないことが御座います。
また、携帯電話から送って頂きます場合はドメイン設定を確認しておいてください。
そういった場合の為にもご住所、連絡先を必ず明記の上メール頂ければと思います。
ご住所、連絡先の明記が御座いませんと、その様な場合こちらではどうする事も出来ませんので。
お心当たりの方は再度ご連絡ください。
それでは、宜しくお願いします。
文章ばかりになりますがお付き合い下さい。
早いもので店を初めてもうすぐで10年を迎えます。
色んな意味でお付き合い下さった皆様には感謝致します。
お陰さまで大変忙しくさせて頂いております。
修理お待ちの方にはご迷惑お掛けしています。
ここ数年ずっと考えていました事でも有りますが、10年やってみて色々な経験、思うことが有り、今後の方針として生かして行きたいと思います。
今後の方針としましては基本的に車種を限定しての営業とさせて頂きます。
取り扱い車種
トライアンフ
スモールユニットツイン350、500
別体、500、650、750
ユニットツイン650、750
ノートン
ノートンツイン ドミネーター、アトラス、コマンド(シングルと共通の車体回りの年代は取り扱い外)
*最近はOHV500シングル系の部品が少しずつラインアップされてきています。
もっとその辺が充実したら取り扱い車種に加えます。
BSA,トライアンフ ユニットシングル B25,TR25、B44,B50
BSA A65
なぜこの様な決断を下したかと言いますと理由は幾つかあります。
まず一つは部品の問題です。
部品がスムーズにご用意、手配出来ないとただでさえ修理に時間が掛かるのにそれ以上に時間が掛かってしまいとても長い時間お待たせする事になってしまいます。
また、小回りも効きません。
英車は部品が何でもあると思われがちですが少し踏み外すと全く部品が手に入らない車種も多数御座います。
トライアンフツインでも生産されていない部品は沢山あります。
上記の車種だけでも結構大変です。
また、折角修理するのに使えない新品のクズ部品しか選べないので有れば修理しているのか何なんか分からない状態になります。
*注意 価格が高くてもどんな品質でもいいとゆうので有れば何とかなる物も有りますが。
次に、英車と簡単に一括りで言いますがメーカー、機種を数え始めたらキリがないほど沢山存在します。
どのメーカーのどの車種を所有するかは自由です。
マイナー車種になればなるほど修理に時間と費用が掛かります。
そうなると、双方の理解、理念が一致しなければ中々上手く話がまとまりません。
責任を待った仕事をする為には膨大な時間と努力が必要です。
正直、そこまで対応する時間を作るのが難しくなってきました。
そして最後に。
上記を踏まえて車種を限定し、より一層いい仕事が出来る様に時間、労力を使っていきたいと思います。
そして1台でも多く好調な車両を作れるようにして行きます。
今後は、これまで同様、以上に日々努力して行きたいと思います。
専門店だからこそ分かることが有り無責任な事は言えません。
専門店として責任を持った仕事をして行く為に・・・・。
どうぞご理解の程を宜しくお願いします。
それでは、今後共モートテールを宜しくお願いします。
モートテール
堀尾