先日のバイクの日(8月19日)に無事に新規車検を取得しましたB44です。
納車目に長距離試運転を行いました。
バイク自体はスコブル好調で申し分の無い仕上がりです。
試運転から帰って来たらロッカー周りに綺麗なオイルが出てきてます。

原因はロッカースピンドルとロッカーボックスの間からでした。
オーナーに了解をもらってロッカーを外しOリングを交換します。
一箇所工具が入らないなーと思ったらナット割れてました。

こんなの初めて出くわしました。
まだまだ修行が足りません。
ヘッドもとても綺麗です。

このエンジンのウィークポイントでもあるロッカーのスタッドボルトは一箇所ヘッド側が傷んでいましたので純正ピッチのイギリスインチで修正します。


こうしておけば後でスタッドが痛んでも純正のスタッドを手配すれば何の問題も起きません。


後の事も考えてしっかりと修理することは非常に重要です。
その場しのぎの修理は時によっては部品が使い捨てになってしまう事もあります。
そんな方法はとても修理とは言えないと思います。
消耗品で無い部品には修理方法の選択は非常に重要です。
話逸れましたがこれで万全で納車です。
先日ご紹介したビクターの続きです。

ミッション、プライマリーは一通り分解整備しました。

ミッションシャフトに見逃せない摩耗が有り交換。

このエンジンのウィークポイントでもあるカムプレートスプリングの新品に交換しておきます。
クラッチプレート、センターダンパーラバーなどは交換。
クラッチ全体のガタも調整済みです。


しっかりオルタネーターも交換。
良い物になって行きます。