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ヴェロセット ギアボックス修理②

先日の30年代ヴェロセットギアボックスの修理の続きです。
アルミの溶接修理は終わりましたので今度はシフト関係の修理です。

元の状態はガタを通り越して違う部品が付いている位ガタガタでした。
P1030105.jpgP1030106.jpg
アルミのケース側はかなり楕円になっています。 シフター側のシャフトも段付きガタガタ。

P1030107.jpgP1030108.jpg
色々と過去に直した形跡が沢山有りますがどれも結果がイマイチな様です。

①まずは一番シャフト側の部分です。
大体この様な部品は2ピースで構成されていたりするのですが、どこをどう見てもワンピースの部品のようです。
当時の生産過程が見てみたいです。凄まじく大変だと思います。
仕方がないので一度傷んだシャフト部分を切断、出来るだけ太いネジ系でネジを切り連結する事にします。
P1030116.jpgP1030125.jpg

②続いて受け側の部品です。
これは溶接で2ピース構成ですので一度旋盤で溶接部分を切断。
内径を先程作ったシャフトの外形に合わせた物を作って溶接すればOKです。
P1030112.jpgP1030124.jpg
今回は色んな絡みを考えロウ付けで行いました。
P1030129.jpg


③そして、最後はアルミのケース。
これは過去に溶接修理されています。
なぜこの部分が痛むかというと、今回修理している部品の先にチェンジペダルが付きます。
派手な立ちゴケ、転倒等があれば簡単にこの部分にダメージが出てしまいます。
しかし、材質がまずい上、腐食、過去の方法の分からにアルミ溶接ではここを追加で溶接修理する事は恐らく困難です。
しっかり直すのであれば一度過去の溶接修理部分を切り取り、再度アルミ溶接で盛り上げ整形するしか有りません。
しかし、上記2点の修理よりこの部分は正確である必要が有りませんのでまずは出来るだけ真円元穴を修正します。
その後、②の修理部分の外形を合わせてやれば大丈夫です。
P1030113.jpg

グリスニップルの穴を開け、全部を組み合わせてチェックしてみます。
P1030132.jpgP1030133.jpg
P1030138.jpgP1030140.jpg

問題無しです。
後は、オーナー様が組み上げる時にわずかな微調整が出るか出ないか位です。

文章にすると、あっそうですかで終わりになってしまいますが当然この様な修理は単品部品製作、現物合わせのその都度修理ですので二回と同じ寸法で同じ方法でと言う事は有りません。

ケースの溶接を含めると当然一日ではとても終わりません。(二日半掛かりました)
少しでも丁寧で良い修理を短時間で出来る様に日々努力はしていますがどうしても時間の掛かるもの、不可能な物もあると思います。

先日もお伝えしましたが今回はオーナー様にお時間、ご予算にご理解を頂いた上で初めて出来たことです。

新品部品がそのまま使えない、部品があるあるとは言いながらも揃えるのが大変な英車ですので英車の良い維持にはオーナーの様のご理解も不可欠だと思っています。

しつこい様で申し訳ありませんが代替え部品があるものはこの様な修理はしません。
それは、交換してしまったほうが遥かに安く簡単に仕上がるからです。
この様な修理が不可欠な年式のバイクの維持、英車全般の維持にオーナー様の情熱は欠かせません。
ちなみに当店では情熱は販売しておりませんので予めご了承ください。
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